これからIT業界で働こうとしている人、最近働きだした人、IT業界に転職したい人に向けて、どんな資格を取得するべきか紹介していきたいと思います。
・これからIT業界で働こうとしている人
・最近IT業界で働きだした人
・IT業界へ転職したい人
IT資格って意味あるの?
他の業界に比べると圧倒的に資格の数が多いIT業界。資格を取得することで、出世や転職にどのような効果があるのか、解説していきたいと思います。
これからIT業界で働こうとしている人
もうすでにIT企業から内定をもらっていて、その会社で働いていこうとしている人。
出世や知識習得を目的とした資格勉強は、一切不要です。
正直、時間の無駄です。それだったら資格勉強の時間を趣味や遊びの時間に利用した方がよっぽどマシです。
「ある資格を持っていないと出世できない」とか、「この資格を持っていれば毎月の給料が増える」というような社内制度があれば取得した方がよいと思いますが、それ以外で資格勉強は不要です。
伝えたいのは、「今のうちに遊んでおけ」です。
最近IT業界で働きだした人
こちらも同じです。資格勉強は時間の無駄です。
ただ、間違えて欲しくないのが、勉強はしなくて良い というわけではありません。
あくまで資格を取るための勉強は無駄なだけで、業務知識の方が非常に重要ですので、そっちに勉強時間を費やした方が良いです。
現職のIT企業から、別のIT企業へ転職しようと考えている人もいるかと思いますが、同じ業界であれば一番の評価基準は実績です。
資格を持っているか持っていないかで内定が決まることは、ほとんどありません。
私も2回転職を経験しており、転職の度にAWSなどの資格を取りましたが、いざ面接になると資格の話なんか一切しません。
面接では、なぜその資格を取ったか聞かれるので、資格を取得した理由の方が大事かもしれません。
IT業界へ転職したい人
現在、IT業界とかけ離れた仕事をしていて、今後IT業界絵転職を考えている人は、資格を取得した方がよいかと思います。
なぜかというと、IT業界での実績がないからです。
いくら今の業界で実績を残していたとしても、業界が変われば新人同然です。
正直、面接も通りづらいです。
唯一のアピールポイントが、資格取得に費やした時間や姿勢です。
では、どんな資格を取ればアピールできるのか、紹介していきます。
・CCNA
・LINUX
・プログラミング言語の勉強
CCNA
CCNAは、世界最大手のネットワーク関連機器メーカーである、Cisco社が実施しているネットワークエンジニアの技能を認定するベンダー資格です。
正直、IT業界で仕事をしていない人にとっては、比較的難しい資格です。
しかし、取得することで未経験からの転職率が非常に高まります。
ネットワークは、今後も絶対になくならない仕事で今後も需要が伸び続けると思うので勉強して損はないはずです。
CCNA資格の詳細はこちらを参照ください。
Linux
Linuxは、LPI(Linux Professional Institute:Linuxプロフェッショナル協会)という国際的な非営利団体(NPO)が実施しているLinux技術者のための認定プログラムです。
こちらもIT業界で仕事をしていない人にとっては、比較的難しい資格です。
各会社内の全サーバの中で約7割がLinuxサーバを使用していると言われており、今後もなくならない分野です。転職前に取っておくと非常に強いアピールポイントになります。
Linux資格の詳細はこちらをご覧ください。
プログラミング言語の勉強
今までの2つは、どちらかというとインフラ業務の話でした。Microsoft社のOffice365やアマゾン社のAWSが普及し始めて、インフラの仕事が減りつつあります。(おそらく無くなりはしません。)
そのため、アプリ業務に必要なプログラミング言語を勉強しておくことをおすすめします。
勉強しておくべきプログラミング言語は、主に以下の4つです。
・JavaScript
・Python
・Ruby,PHP
・HTML,CSS
プログラミング言語には有名な資格が無く、資格を持っていてもアピールできるほどの知名度がありません。
言語のアピールをするには、資格ではなく実績や成果物です。
「こんな資格を持ってます。」ではなくて、「こんな言語を使ってこんなアプリやホームページを作りました。」というような成果物が、一番のアピールポイントになります。
言語を勉強するには、「ドットインストール」や「プロゲート」がおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。